ダイエットのモチベーションを上げるためには、数値的な変化と見た目の変化を常に感じておくことが非常に重要です。本記事では、そのようなダイエット中の変化を可視化するための具体的な方法について説明させていただきます。内容はいたってシンプルなのですが、意外にも実践されている方が少ないので、ぜひご参考にしていただければと思います。


時間がない人はこちらだけ読めばOK

ダイエットのモチベーションを上げるためには、自分のダイエットが上手く行っていることを実感するのが一番です。

そのためには、数値的な変化と見た目の変化、両方をしっかりと可視化しておく必要があります。

具体的には以下の3つの方法で、ダイエットの経過を分かるようにしておいてください。

・体重を毎日測って記録する ―数値の変化
体重は可能な限り毎日測りましょう。そして記録しておくことも非常に重要です。体重をきっちりと測るようになるだけでも、行動変容によってダイエット効果が期待できる場合もあります。

・腹囲を定期的に測って記録する ―数値の変化
体重だけでなく腹囲も定期的に測定しましょう。体重が変わらなくても腹囲が下がっていれば、確実に体脂肪は減少しています。

・Beforeの写真を残しておく ―見た目の変化
見た目の変化も確認できるように、ダイエットを始める際は必ずBeforeの写真を残しておいてください。体重も腹囲も変わらない、でも見た目が変化していれば、ダイエットのモチベーションを維持しやすくなります。

ダイエットを始める前に…

ダイエットを始める前に次の3つを行ってください。

ダイエットの成功確率が飛躍的にアップするはずです。

◤動機付け

まずはダイエットの動機、すなわち「なぜダイエットをしようと思ったのか」を明確にしましょう。

動機付けが強ければ強いほど、ダイエットの成功確率は飛躍的にアップします。

参考に以下の2つのダイエットの動機を比較してみましょう。

①なんとなく体型が気に入らない
②結婚式が半年後にあるので綺麗な姿で式を迎えたい

①は明らかに漠然とした動機であるのに対して、②は多くの人にとって一生に一度のイベントである結婚式が動機となっております。

読者のほとんどの方が、②はダイエットに成功しそうと感じたのではないでしょうか。

その理由は、②の動機が圧倒的に強いからです。

ご自身のダイエットの動機が弱い場合は、無理やりにでも強めの動機付けをしてみてください。

◤目標を設定する

目標を設定することは非常に重要です。

目標を設定するとは、量(ダイエットで落としたい体重)と期間(どれくらいの期間をダイエットに費やすか)を決めることです。

「体重を5キロ落とす」では、期間が欠落しており、目標としては△です。

「3カ月食事制限する」では、量が欠落しており、これもまた目標としては△です。

「3カ月間で5キロ落とす」だと、量と期間の両方が決まっているので◎な目標です。

ただし、無理や目標を設定することは、かえってダイエットのモチベーションの低下に繋がってしまうので注意が必要です。

適切なダイエットのペースに関しては以下の記事を参考にしてください。

ダイエット
健康的に痩せる適切なダイエットのペースと急激なダイエットのリスクについて

◤周りに宣言する

ダイエットすることを決意して、明確な目標が設定できたら、最後に家族や友人、職場の同僚など、近しい関係の人にダイエット宣言してみましょう。

周りに宣言することで、ダイエットが3日坊主で終わってしまわないよう、努力するはずです。

また、自分がダイエットしていることを周りに知ってもらうことで、次のような効果が期待できるでしょう。


・体形の変化に気付いてくれるのでモチベーションが上がる
自分の体は毎日見るので、自分では変化に気付きにくいですが、たまに会うご友人など周りの人は少しの体型の変化にも気付いてくれます。

あなたがダイエットをしていると知っていれば、モチベーションのアップにつながるポジティブな言葉もかけてもらえるでしょう。


・ダイエットに関する有益な情報をシェアしてくれる
周りにダイエット成功者がいれば、食事や運動に関して有益な情報をシェアしてくれるでしょう。

ただし、色々な意見を取り入れすぎるのあまり良くないですし、間違った情報を得てしまう可能性もあるので注意が必要です。


・ランチや飲み会などでヘルシーな店を選んでくれる
あなたがランチや飲み会に参加しやすいように、ヘルシーな食事を提供する店を選んでくれることも多々あります。

ダイエットという理由で断りづらい会食も、参加しやすくなります。(周りに気を遣わせすぎるのはNG)

数値と見た目の変化を可視化し、モチベーションを上げる

ダイエットのモチベーションを上げる一番の方法は、日に日に自分の体形が変わっていくことを実感することです。

しかし、一日一日の変化はほんの僅かで、自分ではなかなかその変化に気付けないことがほとんどです。

実は少しずつ結果が出ているのに、ダイエットが上手くいっていないと感じてしまいモチベーションを下げてしまうことは、この上なく勿体ないです。

そのような事態に陥らないためにも、ダイエット中の数値と見た目の変化を可視化しておくことは非常に重要です。

以下に、ダイエット中の数値と見た目の変化を可視化するための具体的な方法について説明していきます。

◤体重は毎日測って記録を付ける

体重はダイエットの進捗を測るための一番の数値的指標となります。

毎日測るようにしましょう。

そして体重を測ったら、必ず記録を付けてください。体重が記録できるアプリを活用することをおすすめします。

そうすることで、正確な体重の変動<日々の変化>と傾向<変化のグラフ>を把握することができます。

グラフが右肩下がりになっていくと自然とダイエットのモチベーションが上がるでしょう。

何カ月分も正確な体重を記憶していて、それを瞬時に脳内でグラフ化できるような人はほとんどいないかと思います。

なので、毎日体重を測ってしっかりと記録を付けておくことは非常に重要です。

基本的には毎日測って記録する方が良いですが、なかなか体重が落ちず、記録することがむしろストレスに感じるような時は、最低体重を更新したときだけ記録を付けるのも有効です。

また、体重を測る上で以下のポイントを押さえておいてください。

①起床後すぐ、②排泄を済ませ、③衣服を脱いだ状態で体重を測る

③の衣服を脱ぐは面倒なので、寝間着の重さを一度測って把握しておいて、その重さを体重から引けばOKです。

体重を毎日測って記録することには、他にも様々なメリットがあります。以下の記事を参考にしてみてください。

ダイエット
体重を毎日測って記録するだけ:運動、食事制限一切なしのダイエット法

◤腹囲を定期的に測って記録する

ダイエットの数値的な指標として、腹囲も定期的に測定し記録しましょう。

測定する頻度は1週間に一度を目安としてください。

お腹周りは、内臓脂肪、皮下脂肪ともに蓄積されやすい箇所です。

体重が落ちていなくても腹囲が小さくなっていれば、それは確実にお腹周りの脂肪が無くなっていると言えます。

体重は体脂肪量だけでなく、便などの滞留物や体内の水分量で大きく変化します。

そのため、体脂肪が落ちたとしても、浮腫みなどによってむしろ体重が増加してしまうことも多々あります。

体重のみをダイエットの指標にしていると体脂肪が落ちているという事実に反してモチベーションが低下してしまいます。

腹囲という数値も記録しておくことは、そのような状況でモチベーションを維持するための大きなバックアップとなります。

補足ですが、腹囲とは、おへその高さで測るお腹周りの大きさのことです。ウエストはお腹の一番細い部分で測る大きさですので、腹囲とは少し異なります。

ウエストは測る位置で数値が変わりやすいですが、腹囲はおへその位置で計測するので数値のブレが少なく、ダイエットの指標として扱いやすいです。

◤Beforeの写真を撮る

最後に見た目の変化がわかるように、ダイエットを始める前には必ず全身のBefore写真を撮っておいてください。

Beforeの写真を残しておけば、現状とその写真を比較すれば簡単に見た目の変化を確認できるようになります。

1週間や2週間に一度、定期的に写真を撮るとより有効です。

ダイエットをする際に意外と写真を撮らない人が多いので、それは勿体ないように思います。

自分しか見ないものとして、できるだけ裸に近い状態の写真を残しておくことをおすすめします。

体重も腹囲も下がっていないけど、見た目は変わったという話はよくあります。

特にダイエットに筋トレを取り入れている場合だと、このような現象が頻繁に表れる印象を受けます。

筋トレによって、筋肉が付いたり、筋肉の形が変わったり、姿勢が良くなったりすることが見た目の変化に繋がっているのでしょう。

見た目の変化を求める場合は、筋トレが非常に有効です。週に1度でも高い効果が期待できますので、ぜひダイエットに取り入れてみてください。

ダイエット
週一回の筋トレでも十分ダイエットに効果的です!

上述の通り、数値的な変化だけでなく、見た目の変化も常に確認できるようにしておきましょう。

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以上、数値的な変化と見た目の変化を可視化することが、ダイエットのモチベーションを上げるために重要であるとご理解いただけたかと思います。今回紹介させていただいた方法はどれも簡単ですので、ぜひ実践してみてください。


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