水をたくさん飲むことは、健康面において重要な役割を果たすだけでなく、体重管理にも大きな影響を与えます。本記事では、なぜ水をたくさん摂ることがダイエットに繋がるのか、その理由について解説させていただきます。
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代謝の促進や空腹の軽減、老廃物の排出などの観点から水をたくさん飲むことはダイエットにとって良いことだらけです。
1日を通して2~3リットルの水分(できれば常温で、糖分やカフェインを含まないもの)を摂取するよう心掛けてください。
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水をたくさん飲むことがダイエットに効果的な理由
人体の水分量は個人によって異なりますが、一般的には成人の体重のうち約60~65%が水分で構成されており、細胞内外液や血液などの形で体内に存在しております。
人間は生きているだけで、1日あたり2~3リットルの水分を失うと言われております。
そのため、体内の水分量を正常に保つためには、飲料のみで水を毎日2~3リットル摂取することが望ましいです。
これだけの水をしっかり飲むことで、ダイエットにもうれしい効果が期待できます。
◤代謝の促進
水分は、基礎代謝および活動代謝に必要な全ての生化学反応の媒体として重要な役割を果たしています。
もっと簡単に言えば、脳も内臓も筋肉も、それらに栄養や酸素を届ける血液も、正常な働きをするために水分を必要としているということです。
よって、水分不足だと体は正常に働きません。
逆を言えば、水分が十分あってこそ体はしっかりと機能し、代謝が促進されます。
代謝が促進されている状態=体内でのエネルギー消費が大きい状態ですので、ダイエットにおいても非常に有利であると言えます。
◤空腹の軽減
当然ですが、水を飲むことで胃の満腹感が増し、食事量のコントロールに繋がります。
また、水分補給をこまめに行うことで、胃酸の濃度が薄まり空腹時の腹部の不快感を軽減することができます。
◤老廃物の排出
発汗、排尿・排便などによって、体内の老廃物は体外に排出されます。
水分が不足すると老廃物の排出が適切に行われず、体内に蓄積されていきます。
その結果、体重の増加を招くことがあります。
特に便秘は腸の代謝活動を著しく低下させ、ダイエットに悪影響を及ぼします。
老廃物の排出という観点からも、水をたくさん飲むことが大切であるということが分かります。
適切に水を摂取するためのポイント
では次に、適切に水を摂取するためのポイントについていくつか紹介させていただきます。
◤水を携帯する
いつでも水分補給ができるように、外出先でも水筒やペットボトルに飲料を入れ、持ち歩くようにしましょう。
◤定期的に飲む
一気飲みはよくありません。定期的にこまめに水を飲むよう心掛けてください。
◤砂糖やカフェインを多く含む飲料は避ける
砂糖を多く含む飲料で水分補給すると、糖質過多となり肥満の原因になります。
また、カフェインの摂り過ぎも健康上良くありません。
ジュースやコーヒーはあまり飲まないようにし、水分補給はお水や麦茶などで行うようにしてください。
(ただし、適量の糖分とカフェインは空腹を一時的に抑制する作用がありますので、状況に応じて摂取するのは問題ありません)
◤できれば常温で
冷たい水の飲み過ぎは、胃腸に負担をかけてしまい、消化不良などに繋がります。
スポーツや入浴の合間や後など、体温をあえて下げたい場合を除き、常温の水を飲むことをおすすめします。
◤過剰に摂取しない
水を飲めば飲むほど健康に良いという訳ではありません。
過剰な水分摂取は、体内の塩分濃度を急激に低下させてしまい、水中毒症を引き起こします。
1日に約2~3リットルを目安に水分を摂るようにしてください。
水をたくさん飲むことが苦手な方へのアドバイス
水をしっかりと飲むことが習慣付いていない方や、そもそも水分をいっぱい飲むことが苦手な方にとって、毎日水を2~3リットルも飲むのは難しいかもしれません。
そこでおすすめするのが、水を飲みやすいタイミングで多めに飲むという方法です。
水を飲みやすいタイミングとしては以下が挙げられます。
①寝起き
②食中・食後
③運動中・後
④お風呂上り
⑤就寝前
このタイミングで水をしっかり飲むとすれば↓↓
①寝起き:150ml
②食中・食後:200ml x3回(朝昼晩)
③運動中・後:500ml
④お風呂上り:200ml
⑤就寝前:150ml
となり、これだけで1.6リットルも水を飲むことができます(運動をしない方でも1.1リットル)ので、ぜひお試しください。
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以上、水をたくさん飲むことがダイエットに繋がる理由について解説させていただきました。ぜひご参考にしてみてください。
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